業務用 油レンジャー

(国土交通省発行 型式承認書番号取得:第P‐653号)

業務用油吸着材 油 (ユ) レンジャーとは?

油吸着材の従来品は、油を吸い取るが、持ち上げると油が垂れておりました。さらに同時に水も吸うので、すぐ引き上げないと沈んで流れてしまい、吸い取った油を再び川や海に放出してしまうという、二次災害の可能も指摘されていました。「油レンジャー」は、従来の 他社油吸着材に比べ、繊維を極限まで細くし、約3倍以上の量の油を吸着するため、吸着後の廃棄ごみの量も3分の1以下に減る事になります。これは画期的な事です。「油レンジャー」は、水は一切通さず、油のみ吸収する。そして一度吸収した油は垂らさないという性能を持っております。

(国土交通省発行 型式承認書番号取得:第P‐653号)

①自重の24倍の油を吸着する性能

オイル吸着シートの欠かせない性能の一つとして、油の吸着量があります。これまで自重の10倍程度とされていた油の吸着量ですが、『油レンジャー』では 約22~24倍までの油を吸着。加えて有機溶剤など油分を含むものもしっかりと吸着します。素早く、逃さずに吸着する為、それ以上の油の広がりを防ぎます。

②水分はほとんど吸わない疎水性能

『 油レンジャー 』 は70 ~80%のポリプロピレン繊維(繊維経 :500nm ~5μm)に20 ~30%のポリエステルファイバーを特殊製法で一体化したものです。( nm:ナノメートル ・ μm:マイクロメートルの記号です)そのため、素材のポリプロピレン繊維(PP)は、親油性、疎水性に優れ、繊維間に水が混入しても吸着する油が水を追い出すなど水油置換能力に優れています。しかも、油の種類(重油・灯油・機械油等)を問わずに吸着することができます。油分と水をしっかりと分離します。水に沈まないので二次災害の防止にもなります。

③有毒ガスを排出しない環境性能

環境を維持するには、廃棄時、焼却し有毒ガスをださないことが重要です。『油レンジャー』 の燃焼温度は約350度、燃焼時有毒ガスを排出しません。水も空気も美しく循環させ未来の環境も守ります。

油レンジャーは廃棄物処理や油の流出対策の社会的責任がある企業様の法令遵守をお手伝いします。

油の流出・排出を規制する法律(概要)

水質汚濁防止法

特定事業場・貯油事業場の設置者は、油を含む水を排出した時、応急の措置を講ずるとともに、速やかにその事故の状況および講じた措置の概要を都道府県知事に届け出なければならない。

下水道法

公共下水道管理者は、政令で定める基準に従い、条例で特定事業場から排出される下水の水質基準を定めることができる。「政令での排水基準」の1項目として鉱油類含有量5mg/ℓ以下、動植物油脂類含有量30mg/ℓ以下がある。

消防法

製造所・貯蔵所の管理者は、危険物(油)の流出および拡散の防止、流出した危険物の除去その他災害のための応急措置を講じなければならない。

海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律

油を排出した船舶の所有者等の原因者に対して、防除責任を課すとともに、タンカーおよび油保管施設等に排出油防除資機材等の備え付けを義務付けている。

現在、日本においては、船舶に搭載される船用品のうち「船舶安全法」並びに「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(以下「海防法」と略す)」にもとづく検査が必要とされる物件(以下「法定船用品」と称す)については、おもに船舶安全法第6条第3項で規定される予備検査及び第6条の4で規定される型式承認(海洋汚染防止法第19条の49で準用される場合を含む)によって基準適合性が要求されています。